與兵衛桃林堂のブログ、
桃林春秋（とうりんしゅんじゅう）をご覧いただきありがとうございます。
閉店後のひっそりとした店です。
右手に見える土器のような花瓶は、
アメリカ人の陶芸家の方が作って、
そして、この場所にとかけて下さったものです。
私どもの店は、一年の休業を経て、
三年前ほど前に新たな屋号とお菓子で再開致しましたが、
この花瓶は、それよりももっと以前から、
ずっとあの壁にかかって店を見守ってくれています。
この家屋は、江戸時代前期〜中期頃に建てられたそうですが、
日本家屋でありながら、
こんなちょっと変わった花瓶が結構似合っていると思われませんか。
祖父や父もそう思っていたようです。
花瓶としては大胆でモダンなようで、
作った人の手の仕事を想像させる形や、
素朴であたたかい色合いが、そう思わせるのかもしれないですね。
