桃林春秋 torin-syunjyu

大阪八尾市の和菓子屋 與兵衛桃林堂のブログです

夏の催しを無事終えました

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降ったりやんだりが続いた一週間、河内木綿の藍染うちわ展の催しも最終日七月八日(日)を迎えました。八尾市の田中市長がお忙しい合間をぬって、足を運んで下さいました。前日表彰式がありました、やお文化協会主催「萩原朔太郎記念とをるもう賞」の受賞者の方にも、記念品として河内木綿のテーブルセンターが贈呈されたそうです。

最終日の夕方には、いよいよ河内家菊水丸さんに登場いただいての「第二回河内音頭と和菓子の夕べ」が始まりました。九十名を超すお客様が集まって下さいました。ご自身の近況や、ギターの石田雄一さん、太鼓の三条史郎さんとの掛け合いも交えて、「元和の豪傑」「九代目横綱」などを披露されました。ギターの石田さんは甘いものが苦手だそうで、甘党派の菊水丸さん・三条さんの優勢のおかげでこの催しがなされたのでは…という内緒話も伺え、和やかなひと時でした。

この日は、菊水丸さんが館長を務められる河内音頭記念館が開館された日でもありました。

また、河内音頭発祥の地・常光寺では、三門の修復を終えた落慶法要も営まれたそうで、八尾の街の魅力に触れた方が多かったのではないでしょうか。生活様式や嗜好も様々に変化した今の時代に、伝統=古いものを守り伝えることは険しく大変だという思いのほうが先立ってしまいがちですが、私どもにとりましては、河内音頭・河内木綿ここにありという意気込みで活動されている方々に力を分けて頂いた日になりました。河内木綿藍染保存会の皆様、菊水丸さん、石田さん、三条さん、そして一緒に盛り上げて下さった皆様、ありがとうございました。
七夕の彦星と織姫のごとく、夏の催しの機会でのみお目にかかるお客様もあり、今年も早、夏の楽しい思い出ができましたこと感謝申します。無事会を終えた記念撮影は、河内木綿の牡丹唐草の暖簾の前で。ゆかた姿のお嬢さんは、菊水丸さんが教鞭をとられている大阪芸術大学の学生さんです。
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