桃林春秋 torin-syunjyu

大阪八尾市の和菓子屋 與兵衛桃林堂のブログです

チャリティーお茶会を催しました

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與兵衛桃林堂にまつわる、小さな情報をお伝えしております。

 数日前から天気予報の傘マークをみては祈る気持ちで迎えました5月22日(日)でしたが、よりによっての大雨が降ってしまいました。小店の茅葺き屋根葺き替えの完成記念と、東北大震災復興を願ってのチャリティーお茶会は、おかげさまで盛会に無事催しを終えました。あの雨のなか、お着物でお出かけ下さった方、はるばる遠くからお越し下さった方、ご近所から応援にお越し下さった方・・・皆様に改めて御礼を申します。
 
 午前中は、柳瀬商店(和紙クラブ)様のお得意様を中心に濃茶と薄茶のお点前を二席、そして午後からは小店のお客様を中心に薄茶のお点前を三席、全五席を合わせまして130名近くの方にお越しいただきました。

 打合せから下準備、前日の予行演習、そして当日まで、亭主を務めて下さった柳瀬さんには、沢山のご指導を頂きました。この時・この場所・この顔ぶれ…と考えますとまさに一期一会、お茶会一つにかける柳瀬さんの心配りに、感心致しますことばかりでした。柳瀬さんの気さくなお人柄と若水会の皆さんの心のこもったおもてなしのおかげで、お越し下さったお客様の心に残るお茶会になったのでは…と思っております。
 
 そして、このお茶会の大きな目的、東北の被災地に大阪から応援の心を届けよう!には沢山のご賛同をいただきありがとうございました。お茶会にご参加下さった方はもちろん、参加は叶わないけれどと会費を託けて下さった方、またそれと別にお見舞金を下さった方もありました。そして河内木綿藍染保存会の村西徳子先生からは、藍染の手ぬぐい二十枚を供していただき、その売り上げも全て寄付をさせていただきました。総額488,000円が、「茅葺き古民家の茶会」として、柳瀬さんより日本赤十字社に寄付をされました。震災の復興にはほんの小さな額かもしれませんが、この八尾の小さな店での催しでこんなにもの義援金が集まりましたことに、驚き、改めて感謝の心でいっぱいでおります。このような催しが、日本全国のみならず世界でもされているのですから、少しでも早く、有効に被災地に届いて欲しいと願います。

 ご賛同下さった皆さま、柳瀬様、若水会社中の皆様、ありがとうございました。
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