桃林春秋 torin-syunjyu

大阪八尾市の和菓子屋 與兵衛桃林堂のブログです

椿もちと赤いゼリー彩

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 節分、そして立春も過ぎました。この数日少し暖かい日が続いています。新聞に、「早春」という言葉を見つけました。冷たさの中にも、どこか今までの寒さと違う…という空気を確かに感じます。梅と水仙を頂きましたので、大きな花瓶に生けてみました。枝のところどころでほころびる白い梅の花、まっすぐ伸びた茎に凛と咲く水仙の花。目で感じる美しさはもちろんですが、その香りが春の訪れを感じさせてくれます。

 季節の生菓子は、今月に入り「椿もち」を始めております。
椿餅の起こりは古く、平安時代までさかのぼります。
あの『源氏物語』にも登場しているそうです。
椿の花は春に咲きますが、その葉は四季を通して緑ふかく、つややかです。その風情ある光沢を、平安びとは命の輝きになぞらえて、愛で親しんだのではないでしょうか。現代社会に生きている私達も、梅や椿の美しさには日本古来の奥ゆかしい美しさを見いだすことができますね。

白あずきあんを道明寺粉の餅でくるみ、椿の葉ではさんで白い椿の花に見立てています。道明寺粉は、もち米を蒸して乾燥させ挽いたものです。藤井寺の尼寺・道明寺で作られたことから、道明寺粉と呼ばれています。
一つ、180円(消費税込み 189円)です。  お日持ちは、当日中です。

 そしてゼリー彩は、バレンタインのちょっとした贈り物にもお遣いいただけるような色あわせの、赤い彩を販売しております。  一つ、150円(消費税込み 157円)です。
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